選べる!4つの自家消費機能

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逆潮流をなるべく防いで発電量を最大化

逆潮流を防ぐ4種類の方法をご紹介しています。注目が高まる「負荷追従機能」のほか、日本国内で初となるアルゴリズムによる逆潮流抑制機能「クリップホールド機能」などもご活用いただけます。自家消費対応パワコンは、豊富な選択肢で導入リスクを低減することができます。

お手軽からしっかりまで、豊富なラインナップ

  • 4つの自家消費機能
  • PVS-Bシリーズでは、スケジュール運転のみご利用いただけます。
  • 当社は、自家消費システムに対応可能なパワーコンディショナおよび制御装置を提供いたします。これらは、使用によってお客様の意図される動作となることを保証するものではありません。
  • 自家消費システム全体の設計・施工については承っておりませんので、予めご了承ください。

提案1.ラッチホールド機能

特別な設備を使用せずに、パワコンの設定変更だけで自家消費システムを構築する方法のご提案です。複数台あるパワコンのうち数台のみ、逆電力検出時の再起動時間を長くすることで、消費電力が低い時間帯の発電の安定継続を向上させることが期待できます。RPRを検出するまでは抑制動作とならないため、RPRの検出頻度が少ない施設に向いています。

  • タイミングチャート

再起動時間を長くするパワコンを、1台単位で増やしていくだけで調整できます。パワコンのLCD画面でかんたんに設定できますので、運用中の見直しも比較的容易です。

系統への逆電力を検出すると、受電設備からの停止信号を受けて、パワコンが発電停止します。PVS-Cシリーズでは、逆電力検出による停止の再起動時間設定として「60分」「180分」が選択可能になりました。昼休みのような1時間程度の消費電力低下に対しては「60分」を、休日のような長時間の消費電力低下に対しては「180分」を一部のパワコンに設定することで、発電停止の繰り返し動作を抑止できます。

RPR以外の追加設備がなく、パワコンだけで実現することができます。自家消費システムの初期ステップとして、気軽に導入することができます。より追従性能を高めたい場合は、次のステップとして外付け設備をご検討ください。

接続方法と使い方

  • システムイメージ図

提案2.クリップホールド機能

逆電力継電器(RPR)の検出信号に基づき、パワコンが自律的に出力電力を制限(クリップ)し、逆潮流を回避する新機能です。

独自のアルゴリズムがRPR検出 の検出頻度や回数を学習し、自動で発電量を制限します。RPR検出が収まると自動的に発電力を回復させますので、手間をかけずに高い発電量を目指すことができます。一日ごとにRPR の発生傾向を分析しますので、複数の電力変動要因が混在する施設でも、都度状況に応じて発電量が調整されます。

PRP検出のリスクは、発電量だけではありません。パワコンの再起動が一日に何度も繰り返されると、機械部品などの部品消耗による設備劣化が心配されます。クリップホールド機能を活用することで、一日あたりのRPR発生回数を抑えることができますので、設備を長持ちさせる効果も期待できます。

クリップホールド機能の最大の特長は、電力計測設備を必要とせず、パワコンと自家消費ユニットだけで実現できる点です。外付け機器が少ないため、設備トラブルによる影響も最小限に抑えられます。決められたアルゴリズムにより自動で制御されますので、パラメータ調整などは不要です。設定画面から機能を有効にするだけでご利用いただけます。

接続方法と使い方

提案3.負荷追従システム

当社がご提案する自家消費システムのなかで、高い追従性能を期待できるシステムです。

系統電力の計測信号を接続することにより、消費電力に追従した発電量コントロールを行えます。必要以上の発電抑制を行わないため、高い追従性能が期待できます。

  • タイミングチャート

システム導入時に、電力計測設備や動作検証が必要となります。ただし、導入設定の完了後は、長期間の安定的な運用が期待できます。

発電コントロールを行うための「自家消費ユニット」に、電力計測信号を接続いただくことで実現できます。

ご使用にあたっては、4-20mA信号の出力に対応した電力トランスデューサからの系統電力計測信号が必要となります。電力トランスデューサおよび電力センサ機器は、お客さまにてご用意・施工いただく必要があります。
PVS-Cシリーズ専用の「自家消費ユニット」は、パワコン本体に収納できますので、電源工事も、取り付け場所の確保も不要です。一般的な自家消費向け負荷追従システムよりも、施工費用が大幅に削減できるメリットがあります。

さらに、自家消費ユニットはSOLGRID MANAGER相当の発電監視を備え、発電グラフの表示や遠隔からの設備管理も可能になります。使える機能が大幅に増えますので、負荷追従を行わないシステムでも活躍します。

接続方法と使い方

  • システムイメージ図
  • 自家消費ユニットとSOLGRID MANAGERの併用はできません。

専用オプション 自家消費ユニット

人が集まる場所に活用できる機能を搭載したユニットで、使える機能が大幅に増えます。「逆潮流防止制御」のほか、「発電グラフ表示」や「リモートコントロール」も可能になります。公共施設や事業所などに発電システムを設置する際には、導入をご検討ください。

提案4.スケジュール運転

パワコンの出力電力は30分単位で抑制することができます。消費電力を大まかに予測してスケジュールを組みますので、やや多めに抑制をかけておくことが推奨されます。休日や昼休みなどの最小消費電力が把握しやすい施設に向いています。

当社SOLGRID MANAGERのオリジナルカレンダー機能を使用し、昼休みや休日などにパワコンの出力を抑制する設定を行い、RPR検出による発電停止を抑えます。

  • タイミングチャート

当社製の監視装置「SOLGRID MANAGER」を取り付けていただくことで実施可能です。スケジュール運転のため、受電設備への電力センサー取り付け工事は不要となります。

接続方法と使い方

  • システムイメージ図

ご紹介資料ダウンロード

自家消費システムの構築にあたっては、電気設備の知識や機器仕様の集約が必要です。ここでは、技術要点をほど良いページ数にまとめた冊子をダウンロードいただけます。「負荷追従機能 導入ガイド」は、2020年1月発行の最新3版を提供中です。

導入検討にお役立てください

負荷追従機能 導入ガイド 3版 2020年1月発行
最新版に随時更新しています。
冊子郵送はお問い合わせフォームからご相談ください。


◆本ページの記載内容は、予告なく変更または改訂する場合があります。◆製品を導入される前に、仕様書やご使用上の注意を必ずお読みになり、お客さま用途に適合していることをご確認ください。◆本製品は2019年6月に販売開始しています。

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