現在の自動車は電動化や電子制御化が進んだことで、様々な種類のECU(Electronic Control Unit)が数多く搭載されており、特に近年は自動車のネットワーク化によりそれらECU間の協調制御も多くなってきています。
今後も自動運転車やコネクテッドカーの普及に向けて、高い機能安全要求に対応し、サイバー攻撃へのセキュリティ機能などを搭載したECUの開発が求められています。
当社では走行安定性や乗り心地を制御するアダプティブ・ダンパー・システム-ECUや後輪のトー角をコントロールし走行安定性と取り回し性を制御する後輪操舵-ECUなどがあります。　

協調制御とは

複数の車載ECUが車載ネットワーク(車内LAN)を通してデータをやり取りする協調制御を行うことで、ブロックごとの制御に比べてより高性能化を実現する事ができます。

コネクテッドカーとは

周囲の車やインターネットに接続して情報通信ができる車のことで、事故回避や交通状況に合わせた最適な走行が可能となります。

アダプティブ・ダンパー・システム用コントローラ

特長

走行安定性や乗り心地を制御する電装ユニットです。

仕様

入力電圧	10V～16V
出力電流	4ch 各1.8Amax.（ソレノイド駆動用）
重量	315g
冷却方式	自然空冷

後輪操舵用コントローラ

特長

後輪のトー角をコントロールし走行安定性と取り回し性を制御する電装ユニットです。

仕様

入力電圧	10V～16V
出力電流	2ch 各26Amax.（DCモータ用）
重量	790g
冷却方式	自然空冷