新電元についてよりご理解いただくため
個人投資家の皆さまへ情報をわかりやすくご紹介します。
新電元グループの理念体系
新電元の事業
デバイス事業
パワー半導体の開発、製造、販売を行っています。当社のパワー半導体は、高電圧や大電流に耐えることができ、さらに制御の高速化で、省エネ性能の向上にもつながります。工場の自動化などパワー半導体の活躍機会が増えるなか、車載・家電・産業機器分野を中心に事業を展開しています。
<ピックアップ>パワーモジュール
パワー半導体を、当社独自の実装技術によってモジュール化することで、小型・軽量といった“付加価値”を提供します。当社ではパワーモジュールをはじめ、大電流・高品質の“付加価値”をつけた製品を充実させることで、事業を成長させていきます。
<事業の特長>
電装製品や電源製品で培った実装技術を活かし、付加価値をつけた製品開発を進めています。昨今パワー半導体の大電流化・大容量化のニーズ拡大に伴い、電極の接続にCuクリップを採用。ディスクリートと比べて小型化を実現、実装の容易性も上がります。
電装事業
二輪向けの売上が事業全体の7割以上を占め、他に四輪向け等の製品を開発、製造しています。
二輪向けではアイドリング時に発生する無駄な燃料消費や排出ガス、振動、騒音を低減した「アイドリングストップシステム」に対応したECUを開発し、アセアンやインドのスクーターに広く搭載されています。
また電動化の検討が進む四輪向けにも当社製品の活躍フィールドを広げています。
<ピックアップ>DC/DCコンバータ
電動モータのエネルギー源となる高圧バッテリの電力を低圧バッテリ電圧に変換するシステムで、駆動用モータを搭載する環境対応車には必須の製品です。自社で開発したパワー半導体や磁性部品を搭載するなど、事業の枠を超えて技術を結集した製品を生み出し、電装事業の新たな柱へ育てています。
<事業の特長>
電装製品のパワー部には、自社のパワー半導体を採用。デバイス事業と電装事業が、事業の枠を超え、性能を最大限発揮するために、必要な機能を搭載し、不要な部分は極限まで削減することで、競争力があり高性能なユニットを提供することができます。
エネルギーシステム事業
通信市場向け電源装置やEV用急速充電器などの開発、製造、販売を行っています。
<ピックアップ>EV急速充電器
当社では、公共スペース向けの普通充電器・急速充電器の両方を開発し、さらにアフターサービスまで展開している稀なメーカーです。
最大出力150kWの急速充電器を国内で初めて製品化するなど、大出力で充電時間を短縮し、EV社会の発展に向けて、事業拡大に取り組んでいます。
EV充電器の新シリーズ『MITUS』
EV充電器として必要な性能は当然に充足させながら、より多くのモビリティ人口が、積極的にEVに乗りたくなる、EVと暮らす毎日がより楽しくなるような「うれしさ」を生みだすEV充電器シリーズとして「MITUS(ミタス)」を展開。EVに乗る人が快適に利用できる標準的な充電性能や技術を搭載し、適切な場所に提案していくことで、キロワットや時間をあまり意識せずに利用できる環境づくりを目指します。
新電元の活躍フィールド
新電元は国内14、海外16の拠点を誇り、海外売上比率も60%を超えるグローバル企業です。
当社製品は、電気が使われている自動車や家電など、多くの製品の内部に組み込まれています。「モビリティ」分野へはパワー半導体、電装事業のユニット品、EV充電器といった設備インフラまで、多様な形で製品を提案し当社事業の核として支えています。
新電元のこれからの挑戦は、さらなる低消費電力化を実現させていくことです。
自然環境を守り、私たちの機器やシステムの提供を通じて社会の成長に貢献し、お客様や社会が抱える課題を解決に導く提案で価値ある未来を創ります。
新電元の強み
「シナジー効果」
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- 非接触充電システム
当社では、自社で持つコア技術を融合した製品開発を行っています。
例えば、効率の良い製品を生み出すために必要であれば、デバイスを自社で開発し、極限までムダを省いた高効率の電装製品や電源製品を開発することも可能です。
実際、二輪車向けECUや四輪車向けDC/DCコンバータのほか、EV充電器などに専用開発したパワー半導体が搭載され、競争力の源となっています。
また現在開発中のEV非接触充電システムは、電源装置や充電器といったインフラの開発で培った知見と、自動車向けの製品開発で培った電装製品開発の知見を融合。脱炭素社会に向けた新たなEVインフラの一つとして、実用化に向けた開発を進めています。
経営方針
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2024年3月期
業績 -
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- 連結売上高
- 1,022億
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- 連結営業利益率
- 1.3%
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- ROE
- △1.1%
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第16次中期経営計画
サステナビリティ
新電元グループでは、サステナビリティ基本方針を定め、中長期的な企業価値向上と脱炭素社会実現に向けた取組みを行っています。当社の事業は、限りあるエネルギーを最大限効果的に使用することを目指しており、事業を突き進めることが持続可能な社会の実現につながっていくものと考え、まい進しています。
<ピックアップ>車いすで使いやすいEV充電器 SDQC2F60
- みんなが使いやすい高さにしました
たった10cmの上下位置でも、顔の目の前では印象に大きな差があります。本製品では、装置全高を1.375mに、ICカードタッチ部を約1m高さにまで抑えることで、「上を見上げる」「上に手を伸ばす」の動きを最小限にしました。
- 操作スペースを広くしました
一般的な設備であまり利用されない「側面」に操作パネル を配置したことで、デッドスペースが広々操作スペースに生まれ変わりました。壁に寄せて設置することもでき、設備スペースを最小限に、人と車のスペースを最大限に確保できます。駐車区画に寄せて設置することができますので、充電ケーブルを車まで持ち運ぶ距離も軽減できます。
- 足元に空間をとりました
どうしてもコンクリート基礎が必要な設置場所でも、操作 パネルを前面に張り出すことで近づきやすくしています。 充電器の近くで方向を変えるときにも、少し空間があるだ けで動作が減り、快適性が向上します。
- 焦らず、ゆっくりで大丈夫です
次の人が後ろに並ぶと、「早く操作しないと…」と焦りを感じるものです。本製品は2台同時に充電できるマルチ方式ですが、相手の操作パネルは約1.8mも離れています。ぶつかることも、焦る必要もなく、安心してゆっくり操作できます。
- 背が低いので圧迫感がありません
事業所用として導入されたお客さまからも「とても使いやすい」と好評が寄せられています。背が低いので圧迫感もなく、操作パネルも低すぎず。結果として、誰にとっても平等に使いやすいデザインに仕上がりました。
株主になると
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議決権行使をすることができます。
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当社株式を100株以上所有すると、株主総会に出席でき議決権の行使を通じて、当社の経営に参加することができます。
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