電源は小さく。夢は大きく。

世界中で愛される製品はコンパクトに進化し続けています。デジタルデバイスの薄型化や軽量化が加速するIT社会において「電源」の技術発展が大きく貢献しています。コンパクトな製品でも、パワー供給回路やバッテリーは体積や重さで比較的高い割合を占めています。
もっと小さく、もっと軽く。地球に優しく、人びとに愛される「夢の製品」を目指して、電源技術は今日も小さな歩みを積み重ねています。

電源技術でもっと小さくなる。

電源が小さくなれば、製品はもっとコンパクトに進化します。たとえば省エネ、バッテリーの長持ち、小型軽量化。製品のサイズが同じなら、パワーアップや静音化も可能です。わずか1%の電源効率改善が、製品の可能性を大きく広げます。

  • 家電イメージ(テレビ、エアコン、掃除機、冷蔵庫)
  • 電源の小型化で製品もコンパクトになる

《解説》 半導体のオンオフで動く「スイッチング電源」

パワー半導体によって電気を小刻みにオンオフし、エネルギー伝達や安定化を行います。スイッチングを速くすることで、重く大きい巻線はコンパクトになります。制御回路のIC化や、複数のパワーデバイスを単独のパッケージングに集約するなど、電源のための半導体技術も重要です。安全性やノイズなどの特性に配慮しながら、低損失のパワーデバイスを活用し、高精度な制御設計や回路レイアウトを行い、電源はつくられます。

新電元について
新電元工業株式会社
設立: 1949年8月16日
業種:電気機器製造
本社:東京都千代田区大手町

半導体と回路技術で成長する。

ほとんどの家電や自動車に搭載されている『電源』。電気エネルギーが光や動力になる直前に、新電元のテクノロジーが活躍しています。高品質な『電源』は、社会の省エネ化、電気機器のコンパクト化や省資源化に大きく貢献します。
新電元の製品開発は、技術者の集まりからスタートします。回路技術、半導体技術、実装技術のエキスパートが相互にコミュニケーションをとり、最大限のパフォーマンスを引き出すデザインを立案します。脱炭素社会の実現に向けて妥協を許さず、常に新しい技術革新に挑み続けるのが、新電元の成長スタイルです。

世界のフィールドで活躍。

新電元は国内14、海外16の拠点を誇り、海外売上比率も60%を超えるグローバル企業です。アジアを中心に人気の高い二輪車市場では、世界トップのシェアを誇る「レギュレータ」を展開しています。ほとんどの家電製品に搭載されているパワー半導体「ブリッジダイオード」でも世界上位シェアを獲得しており、電源分野のエキスパートとして信頼をいただいています。

創業から培った
3つのコア技術。

品質と性能を求められる分野で成長

パワー半導体の製造、回路設計技術、車載電装品などのシステム実装技術。新電元は、電源のコア技術をすべて持っている数少ない電源メーカーです。

新電元の技術力は、公共通信設備と車載電装品の市場実績に裏付けられています。固定電話が急速に普及した1950年代から交換局などの大規設備向けに電源製品を納品し、続く1970年代には二輪車向けの電装品開発を本格化させ、パワー半導体と共に成長を遂げました。その時代で最先端の性能と信頼性が求められる公共設備・自動車産業を中心に、新電元は妥協のない電源開発を続けています。

  • 1.半導体デバイス技術
  • 2.システム実装技術
  • 3.回路設計技術

進化を続ける
パワー半導体。

新電元のパワーデバイスは、高電圧や大電流に耐えることができます。さらに制御の高速化で、省エネ性能の向上にもつながります。

パワー半導体は単純な部品?

逆流防止素子の「ダイオード」とスイッチ素子の「トランジスタ」。電子回路を構成する基本の部品です。

半導体製品の構造は超微細な分子レベルの世界ですが、パワー半導体が扱うのは高電圧かつ大電流です。数ナノ秒の瞬発力で高エネルギーを制動し、数十年の連続使用にも半永久的に耐える品質が求められます。パワー半導体は小さな技術革新を膨大に重ね、高密度化や高速動作に耐える進化を遂げてきました。

  • モータ駆動用大電流パワーモジュール
  • 半導体デバイスラインナップ
  • 省エネで脱炭素に貢献
  • 二次電池を入力とした絶縁正弦波インバーター

幅広い分野で活躍。


半導体製造などに使われるクリーンルームは容積コストが高いため、低ノイズで超高密度な液冷式オンボード電源が使われます。二輪車用のレギュレータは、余った電力を熱に変えるため高温に耐える機構設計が必要です。このように電源は、製品ごとに求められる機能や性能をクリアしなければなりません。新電元のカスタム電源は、最終製品の性能を向上させるための最適解を常に追求しています。 

  • 身近なところにある新電元製品

新電元の技術を結集したカーエレクトロニクス。

  • EVと急速充電器のイメージイラスト

さまざまな電装品を開発

新電元の電装製品開発は、1953年に二輪車用セレン整流器を開発したところから始まっています。その後、二輪車向けにREG/RECT(レギュレータ/レクチファイア)やCDI(コンデンサ・ディスチャージ・イグナイタ)を中心に開発・販売を進め、さらに汎用エンジン用トラマグやエンジン発電機用AVR、ガバナー装置など、時代ニーズにマッチした製品を次々と開発、発展を遂げてまいりました。最近では、HEVやFCV向けに高効率の降圧DC/DCコンバータを開発・量産化しているほか、二輪車向けにアイドリングSTOP対応のECU(エンジン・コントロール・ユニット)を開発するなど、環境配慮型製品を数多く手掛けています。

  • 電装製品ラインナップ
  • 普通充電器と急速充電器

電気自動車の充電インフラ開発


電気エネルギーを利用して走行するEVにとって、ガソリンの代わりに電気を補給する充電スポットは欠かせません。特に「急速充電器」と呼ばれる充電スタンドを利用すると、自宅の電源コンセントの数十倍の速さで充電することもできます。新電元は、公共スペース向けの普通充電器・急速充電器の両方を開発し、さらにアフターサービスまで展開している稀なメーカーです。EVへの充電スピードを左右する急速充電出力では、CHAdeMO規格の国内最大容量を更新し続けています。

人と環境にやさしい
エネルギーの活用。

  • 太陽光パワーコンディショナ_SOLGRID_PVS-Cシリーズ

環境とエネルギーへの取り組み


新電元の技術はエネルギー分野でも活躍しています。再生可能エネルギーは、CO2排出量が少なく枯渇しないエネルギーです。そのエネルギーを社会にリンクさせるためには、太陽光で発電した「直流の電気」を、私たちが普段利用する「交流の電気」に変換する必要があります。新電元の系統連系インバータは、再生可能エネルギー活用の役割を担う重要な電源装置です。

データでは見えない、人にやさしい製品づくり。


電源機器としての性能追及はもちろん、さらに使いやすさにもこだわります。コントローラには日本語対応の液晶パネルを積極的に採用し、難しいオペレーションをシステムが代行します。住環境に適応できる静音性は、スペックの計測値だけではなく、不快な音がないか人の耳で確かめます。見る、聞く、触れる。すべてに妥協のない丁寧な作り込みが、新電元製品の特徴です。

  • 再生可能エネルギーと社会のつながり

データ通信を支える
高信頼電源インフラ

現在の暮らしに欠かせない情報ネットワーク。新電元の電源技術は、携帯電話の基地局やデータセンターなどで活躍しています。

創業時から基地局電源を納入、
パワー半導体と共に発展。

新電元の通信用電源は、1949年創立時のセレン整流器から始まります。その後、ゲルマニウムやシリコンを使った半導体の技術をいち早く整流用途向けに応用するなど、電源技術とパワーデバイスは共に発展してきました。

24時間、眠らない電源。

街で見かける携帯電話の基地局や交換局、データセンターなどの電源システムには高い信頼性が求められます。たとえトラブルや障害が発生しても、予備システムに瞬時に切り替わり、通信を止めずに保守交換ができます。高度化する情報ネットワークのなかで、新電元の電源は24時間眠ることなく動き続けています。

  • 通信基地局とスマートフォンを使うビジネスマン
  • 通信用電源ラインナップ

電源は小さく。
夢は大きく。

世界中で愛される製品はコンパクトに進化し続けています。デジタルデバイスの薄型化や軽量化が加速するIT社会において「電源」の技術発展が大きく貢献しています。コンパクトな製品でも、パワー供給回路やバッテリーは体積や重さで比較的高い割合を占めています。
もっと小さく、もっと軽く。地球に優しく、人びとに愛される「夢の製品」を目指して、電源技術は今日も小さな歩みを積み重ねています。

電源技術でもっと小さくなる。

電源が小さくなれば、製品はもっとコンパクトに進化します。たとえば省エネ、バッテリーの長持ち、小型軽量化。製品のサイズが同じなら、パワーアップや静音化も可能です。わずか1%の電源効率改善が、製品の可能性を大きく広げます。

  • 家電イメージ(テレビ、エアコン、掃除機、冷蔵庫)
  • 電源の小型化で製品もコンパクトになる

《解説》 半導体のオンオフで動く「スイッチング電源」

パワー半導体によって電気を小刻みにオンオフし、エネルギー伝達や安定化を行います。スイッチングを速くすることで、重く大きい巻線はコンパクトになります。制御回路のIC化や、複数のパワーデバイスを単独のパッケージングに集約するなど、電源のための半導体技術も重要です。安全性やノイズなどの特性に配慮しながら、低損失のパワーデバイスを活用し、高精度な制御設計や回路レイアウトを行い、電源はつくられます。

新電元について
新電元工業株式会社
設立: 1949年8月16日
業種:電気機器製造
本社:東京都千代田区大手町

  • 朝霞事業所の外観

半導体と回路技術で成長する。

ほとんどの家電や自動車に搭載されている『電源』。電気エネルギーが光や動力になる直前に、新電元のテクノロジーが活躍しています。高品質な『電源』は、社会の省エネ化、電気機器のコンパクト化や省資源化に大きく貢献します。
新電元の製品開発は、技術者の集まりからスタートします。回路技術、半導体技術、実装技術のエキスパートが相互にコミュニケーションをとり、最大限のパフォーマンスを引き出すデザインを立案します。脱炭素社会の実現に向けて妥協を許さず、常に新しい技術革新に挑み続けるのが、新電元の成長スタイルです。

世界のフィールドで活躍。

新電元は国内14、海外16の拠点を誇り、海外売上比率も60%を超えるグローバル企業です。アジアを中心に人気の高い二輪車市場では、世界トップのシェアを誇る「レギュレータ」を展開しています。ほとんどの家電製品に搭載されているパワー半導体「ブリッジダイオード」でも世界上位シェアを獲得しており、電源分野のエキスパートとして信頼をいただいています。

創業から培った
3つのコア技術。

品質と性能を求められる分野で成長

パワー半導体の製造、回路設計技術、車載電装品などのシステム実装技術。新電元は、電源のコア技術をすべて持っている数少ない電源メーカーです。

新電元の技術力は、公共通信設備と車載電装品の市場実績に裏付けられています。固定電話が急速に普及した1950年代から交換局などの大規模設備向けに電源製品を納品し、続く1970年代には二輪車向けの電装品開発を本格化させ、パワー半導体と共に成長を遂げました。その時代で最先端の性能と信頼性が求められる公共設備・自動車産業を中心に、新電元は妥協のない電源開発を続けています。

  • 1.半導体デバイス技術
  • 2.システム実装技術
  • 3.回路設計技術

進化を続ける
パワー半導体。

新電元のパワーデバイスは、高電圧や大電流に耐えることができます。さらに制御の高速化で、省エネ性能の向上にもつながります。

パワー半導体は単純な部品?

逆流防止素子の「ダイオード」とスイッチ素子の「トランジスタ」。電子回路を構成する基本の部品です。

半導体製品の構造は超微細な分子レベルの世界ですが、パワー半導体が扱うのは高電圧かつ大電流です。数ナノ秒の瞬発力で高エネルギーを制動し、数十年の連続使用にも半永久的に耐える品質が求められます。パワー半導体は小さな技術革新を膨大に重ね、高密度化や高速動作に耐える進化を遂げてきました。

  • モータ駆動用大電流パワーモジュール
  • 半導体デバイスラインナップ
  • 省エネで脱炭素に貢献
  • 二次電池を入力とした絶縁正弦波インバーター

幅広い分野で活躍。


半導体製造などに使われるクリーンルームは容積コストが高いため、低ノイズで超高密度な液冷式オンボード電源が使われます。二輪車用のレギュレータは、余った電力を熱に変えるため高温に耐える機構設計が必要です。このように電源は、製品ごとに求められる機能や性能をクリアしなければなりません。新電元のカスタム電源は、最終製品の性能を向上させるための最適解を常に追求しています。 

  • 身近なところにある新電元製品

技術を結集したカーエレクトロニクス。

  • EVと急速充電器のイメージイラスト

さまざまな電装品を開発

新電元の電装製品開発は、1953年に二輪車用セレン整流器を開発したところから始まっています。その後、二輪車向けにREG/RECT(レギュレータ/レクチファイア)やCDI(コンデンサ・ディスチャージ・イグナイタ)を中心に開発・販売を進め、さらに汎用エンジン用トラマグやエンジン発電機用AVR、ガバナー装置など、時代ニーズにマッチした製品を次々と開発、発展を遂げてまいりました。最近では、HEVやFCV向けに高効率の降圧DC/DCコンバータを開発・量産化しているほか、二輪車向けにアイドリングSTOP対応のECU(エンジン・コントロール・ユニット)を開発するなど、環境配慮型製品を数多く手掛けています。

  • 電装製品ラインナップ
  • 普通充電器と急速充電器

電気自動車の充電インフラ開発


電気エネルギーを利用して走行するEVにとって、ガソリンの代わりに電気を補給する充電スポットは欠かせません。特に「急速充電器」と呼ばれる充電スタンドを利用すると、自宅の電源コンセントの数十倍の速さで充電することもできます。新電元は、公共スペース向けの普通充電器・急速充電器の両方を開発し、さらにアフターサービスまで展開している稀なメーカーです。EVへの充電スピードを左右する急速充電出力では、CHAdeMO規格の国内最大容量を更新し続けています。

人と環境にやさしい
エネルギーの活用。

  • 太陽光パワーコンディショナ_SOLGRID_PVS-Cシリーズ

環境とエネルギーへの取り組み


新電元の技術はエネルギー分野でも活躍しています。再生可能エネルギーは、CO2排出量が少なく枯渇しないエネルギーです。そのエネルギーを社会にリンクさせるためには、太陽光で発電した「直流の電気」を、私たちが普段利用する「交流の電気」に変換する必要があります。新電元の系統連系インバータは、再生可能エネルギー活用の役割を担う重要な電源装置です。

データでは見えない、人にやさしい製品づくり。


電源機器としての性能追及はもちろん、さらに使いやすさにもこだわります。コントローラには日本語対応の液晶パネルを積極的に採用し、難しいオペレーションをシステムが代行します。住環境に適応できる静音性は、スペックの計測値だけではなく、不快な音がないか人の耳で確かめます。見る、聞く、触れる。すべてに妥協のない丁寧な作り込みが、新電元製品の特徴です。

  • 再生可能エネルギーと社会のつながり

データ通信を支える
高信頼電源インフラ

現在の暮らしに欠かせない情報ネットワーク。新電元の電源技術は、携帯電話の基地局やデータセンターなどで活躍しています。

創業時から基地局電源を納入、
パワー半導体と共に発展。

新電元の通信用電源は、1949年創立時のセレン整流器から始まります。その後、ゲルマニウムやシリコンを使った半導体の技術をいち早く整流用途向けに応用するなど、電源技術とパワーデバイスは共に発展してきました。

24時間、眠らない電源。

街で見かける携帯電話の基地局や交換局、データセンターなどの電源システムには高い信頼性が求められます。たとえトラブルや障害が発生しても、予備システムに瞬時に切り替わり、通信を止めずに保守交換ができます。高度化する情報ネットワークのなかで、新電元の電源は24時間眠ることなく動き続けています。

  • 通信基地局とスマートフォンを使うビジネスマン
  • 通信用電源ラインナップ
  • 本ページの掲載内容は2021年1月時点の情報に基づきます。また、予告なく変更または改訂する場合があります。

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