太陽光発電関連製品 FAQ

お客様より多くお寄せいただいたご質問を抜粋し、掲載しております。なお、本ページに記載されている情報は、お客様がご覧いただいた時点で変更されている可能性がありますのでご了承ください。

対象製品

よくあるご質問

機能・仕様について

仕様書、取扱説明書、設置ガイドがほしい。

製品に関する資料は「資料ダウンロードページ」に掲載しております。

PVS-Cシリーズの資料ダウンロードはこちら

PVS-Bシリーズの資料ダウンロードはこちら

自家消費システムの資料ダウンロードはこちら

生産終了品の資料ダウンロードはこちら

PVS-Cシリーズの資料ダウンロードはこちら

下記の資料は、製品にも添付しております。

製品名 添付している資料
太陽光パワーコンディショナ
  • 取扱説明書
    (PVS-Cシリーズはダウンロードのみ)
  • 設置ガイド
  • 検査成績書
  • 仮保証書
  • ご利用にあたっての注意事項
監視・制御ユニット
(SOLGRID MANAGER)
  • 取扱説明書(CD-ROM)
  • 設置ガイド
  • 検査成績書
  • 仮保証書
  • ご利用にあたっての注意事項
  • 監視サービス申込書類(監視サービス申し込み者様のみ)
  • 当社ウェブページには、最新版のみ掲載しております
系統連系申請資料、JET認証証明書がほしい。

製品型名 説明
  • PVS9R9T200C
  • PVS010T200C
  • PVS9R9S200B
  • PVS9R9T200B
  • PVS010T200B
  • PVS012T200B

系統連系申請資料の記入例とJET認証証明書は「資料ダウンロードページ」に掲載しています。

PVS-Cシリーズの資料ダウンロードはこちら

PVS-Bシリーズの資料ダウンロードはこちら

  • PVS100T200B-DN-SA-S

系統連系申請資料の記入例は「生産終了機種の資料ダウンロードページ」に掲載しています。
本装置はJET認証の対象外です。

出力制御に対応していますか?

対応しています。
詳細については、当社ホームページ「出力制御対応について」にてご案内しております。

力率一定制御には対応していますか?

対応しています。
力率一定制御の設定範囲は0.80~1.00、設定刻みは0.01です。

2017年4月より必要なFRT要件の新規格に対応していますか?

対応しています。

自立運転や、自動自立切り替え機能の対応製品を知りたい

自立運転機能は、型名に「-SA」が付く製品に搭載されています。

  • 対応製品
製品型名(オプションなし型名)対応状況

10kWクラス

  • PVS010T200C
  • PVS9R9T200C
  • PVS012T200B

○オプション対応

型名に「-SA」が含まれる製品が自立機能搭載品となります。
(例)PVS012T200C-SA など

出力:単相3線200V 6kW(6kVA)
  ※単相2線100V(3kW)を2回路利用可能です。
  ※単相用PCSは単相2線100V 3kW(3kVA)1回路のみです。
接続:端子台

▼生産終了機種

  • PVS010T200B
  • PVS9R9T200B
  • PVS9R9S200B
  • PVS010T200
  • PVS9R9T200
  • PVS9R9T200A
  • PVS005T200
  • PVS010S200

○オプション対応

型名に「-SA」が含まれる製品が自立機能搭載品となります。
(例)PVS010T200-SA など

出力:単相2線100V 3kW(3kVA)
 ※定格5kW品は、1.5kW(1.5kVA)
接続:端子台

中容量クラス
  • PVS027T400A-A
  • PVS050T400A-A
  • PVS050T400A-DN-A
×非対応
100kWクラス

▼生産終了機種

  • PVS100T200B-DN-SA-S

○対応しています

出力:単相2線100V 1.5kW(1.5kVA)
接続:コンセント

▼生産終了機種

  • PVS100T200-ID-DN-H1
×非対応

  • 自動自立切り替え機能

10kWクラスの、型名末尾に「B」が付く型製品には、停電時に自動的に自立運転に切り替わる「自動自立切り替え機能」を搭載しています。対応状況は下表の通りです。

対応機種

対応状況
三相9.9kW PVS9R9T200C-SA

対応しています

PVS9R9T200B-SA

製造番号B*-*-200001以降のみ対応しています ※

三相10kW PVS010T200C-SA 対応しています
PVS010T200B-SA
製造番号A*-*-200001以降のみ対応しています ※
三相12.3kW PVS012T200B-SA 対応しています
  • メンテナンスサービスの「PCSバージョンアップサービス」にて、対応製造番号以前も対応可能になります。
  • 出荷時期によっては、製造番号200001未満の装置でも、自動自立切り替え機能に対応している場合があります。装置本体のLCD操作パネルにて、運用設定メニューに「停電運用設定」画面が表示されるかどうかご確認ください。

自動自立切り替え機能とは

  • 連系運転中に系統が停電すると、自動的に自立運転を開始する機能です。
  • 系統停電から自立出力開始までの時間は、通常30秒以内ですが、日照条件によっては1分前後かかる場合があります。
  • 停電が解消されると自立運転を停止し、復帰後投入阻止時間+起動時間約30秒経過後に連系運転を再開します(※1)。
    (例)復帰後投入阻止時間が300秒設定の場合、約5分30秒後に連系運転を再開します。
  • 太陽光パネルの供給力を超える負荷を接続すると、自立運転が停止します。自立運転の再開は手動操作が必要です。
  • 工場出荷時は、停電運用設定が「再連系待機(※2)」となっています。自動自立切り替え機能を使用される場合は、停電運用設定を「自立運転」に設定してください。
  1. 復帰後投入阻止時間の設定が「手動」になっている場合は、系統異常リセット操作後の連系運転開始操作を行ってください。
  2. 設定が「再連系待機」の場合、停電しても自動的に自立運転に切り替わりません。

施工・設置について

接続可能な太陽光パネルの構成、過積載について知りたい

太陽光パネルの開放電圧と短絡電流が、パワーコンディショナの最大入力電圧・電流範囲内となるようにご設計ください。

計算手順の例は専用ページにてご案内していますので、あわせてご参照ください。

太陽光パネルの過積載についてはこちら

製品型名 説明

▍PVS-Cシリーズ

  • PVS9R9T200C
  • PCS010T200C
開放電圧600V、短絡電流78A(1回路当たり13A)までの太陽光パネルを接続することができます。
電気的特性の詳細は製品紹介ページをご参照ください。

▍PVS-Bシリーズ

  • PVS9R9S200B
  • PVS9R9T200B
  • PVS010T200B
  • PVS012T200B
開放電圧600V、短絡電流63A(1回路当たり13A)までの太陽光パネルを接続することができます。
電気的特性の詳細は製品紹介ページをご参照ください。
  • PVS100T200B-DN-SA-S
開放電圧700V、短絡電流440Aまでの太陽光パネルを接続することができます。

表に記載の無いパワーコンディショナの電気的特性については、「資料ダウンロード」に掲載の仕様書をご参照ください。

運転状態や発電量のモニタリングはできますか?

出力制御ユニットSOLGRID MANAGERを接続することで、モニタリング可能です。
また、計測器メーカが提供する監視装置でも、モニタリング可能なものがあります。

詳細は「太陽光発電用出力制御装置ユニット・監視装置」をご参照ください。

直射日光が当たる場所に設置してもいいですか?
製品型名 説明

▍PVS-Cシリーズ

  • PVS9R9T200C
  • PVS010T200C

直射日光があたる場所には設置できません。

▍PVS-Bシリーズ

  • PVS9R9S200B
  • PVS9R9T200B
  • PVS010T200B
  • PVS012T200B

直射日光があたる場所には設置できません。
直射日光が当たる場合は、遮光板付(オプション型名:-SK)をご指定ください。

  • 遮光板付オプションの後付けはできません。
  • PVS100T200B-DN-SA-S

直射日光が当たる場所に設置可能です。

塩害地域に設置できますか?

塩害地域への設置は可能です。
重塩害地域への設置については、下表のパワーコンディショナに重塩害オプションを取り付け頂くことで対応可能です。
ケーブル配線部から浸入する塩分を防ぎ、パワーコンディショナに内蔵している部品類を守ります。また、塵埃に対しても優れた効果を発揮します。
PVS-Bシリーズの重塩害オプションは、三相用と単相用の2種類をご用意しております。

重塩害オプション型式 取付対象のパワーコンディショナ製品型名

重塩害キット
PVSTC-SLT-KIT

  • PVS010T200C
  • PVS9R9T200C

重塩害キット製品紹介ページ

重塩害オプション|三相用
PVSTB-SLT
  • PVS012T200B
  • PVS010T200B
  • PVS9R9T200B

重塩害オプション製品紹介ページ

重塩害オプション|単相用
PVSSB-SLT

  • PVS9R9S200B

重塩害オプション製品紹介ページ

        • 重塩害地域における保証の適用には、所定の条件および製品登録が必要となります。
        • 波しぶきがかかる環境では、保証を適用できません。
        • 重塩害オプション取付時の直流入力数は最大6入力となります。その他、施工に関する制約事項がございますので、必ず「設置ガイド」にて事前のご確認をお願いいたします。

関連情報

パワーコンディショナの運転音はどのくらい?

当社パワーコンディショナには、装置冷却のためのファンが搭載されています。
発電中は、ファンの動作音および電力変換回路の動作音が発生いたします。
発電開始時および停止時には、一時的に機械接点の動作音が発生いたします。

製品型名 説明

▍PVS-Cシリーズ

  • PVS010T200C
  • PVS9R9T200C

運転時の騒音は35dB以下です。
高周波音は可聴音域より高いため、ほとんど聞こえません。

PVS-Cシリーズの静音性について

▍PVS-Bシリーズ

  • PVS9R9S200B
  • PVS9R9T200B
  • PVS010T200B
  • PVS012T200B

運転時の騒音は52dB以下です。
運転時には高周波音およびファンの音が発生しますので、常時人が接する場所には設置しないでください。

  • PVS100T200B-DN-SA-S

運転時の騒音は約70dBです。
運転時には高周波音およびファンの音が発生しますので、常時人が接する場所には設置しないでください。

OVGR、UPR、RPRと接続できますか?
製品型名 説明

▍PVS-Cシリーズ

  • PVS9R9T200C
  • PVS010T200C

接続できます。
パワーコンディショナの接点信号入力が2回路ありますので、OVGRとRPRを個別に接続することも可能です。
2台を超えるリレーを接続する場合は信号を集約する必要があります。
手動復帰機能を搭載する系統連系継電器のご使用を推奨いたします。

▍PVS-Bシリーズ

  • PVS9R9S200B
  • PVS9R9T200B
  • PVS010T200B
  • PVS012T200B

接続できます。
パワーコンディショナの接点信号入力は1回路となりますので、複数のリレーを接続する場合は信号を集約する必要があります。
継電器によって自動復帰・手動復帰の動作を分ける場合は、手動復帰機能を搭載する系統連系継電器のご使用を推奨いたします。

  • PVS100T200B-DN-SA-S

接続できます。
なお、接点信号の入力は2回路となりますので、3つ以上のリレーを接続する場合は信号を集約する必要があります。

  • OVGR:地絡過電圧継電器、UPR:不足電力継電器、RPR:逆電力継電器
日射計、気温計をつけたい。

トランスデューサを内蔵していますので、日射計、気温計の情報を取り込むことができます。
遠隔監視を行う場合は、監視装置が表示に対応している必要があります。

PVS-Cシリーズに日射計、気温計を接続する場合は、「計測ユニット」または「自家消費ユニット」のいずれかが必要となります。
より詳しくは「PVS-Cシリーズ|対応製品」をご参照ください。

運転信号や異常信号を出力することはできますか?

運転、異常、系統異常の接点信号を出力することができます。
監視装置を外部通信(RS-485)に接続することで、状態をモニタリングすることも可能です。

どの結線方式に対応していますか?
製品型名 説明
  • PVS9R9S200B

単相3線式200Vに対応しています。
高周波絶縁方式となります。

  • PVS9R9T200C
  • PVS010T200C
  • PVS9R9T200B
  • PVS010T200B
  • PVS012T200B

三相3線式200Vに対応しています。
高周波絶縁方式のため、 電灯・動力共用および異容量V結線の三相4線式にも接続可能です。

  • PVS100T200B-DN-SA-S

三相3線式200Vに対応しています。
商用トランスを内蔵しているため、 電灯・動力共用および異容量V結線の三相4線式にも接続可能です。

接続箱あり/なし兼用とは?どうやって設定すればいいですか?
製品型名 説明
  • PVS9R9S200B
  • PVS9R9T200B
  • PVS010T200B
  • PVS012T200B

パワーコンディショナの太陽光パネル側の配線接続端子は、接続箱不要の複数回路入力端子と、外付けの接続箱を接続する1回路入力端子の 両方を設けています。いずれか片方の入力端子に接続してください。

  • PVS100T200B-DN-SA-S

本装置には接続箱機能はありません。外付けの接続箱を接続してください。

【PVS-Cシリーズの場合】

接続箱あり/なし兼用ではありません。
製品紹介ページ「PVS-Cシリーズ|施工性」をあわせてご参照ください。

項目PVS-Cシリーズ
標準の型名
PVS-Cシリーズ
-DN (接続箱機能なし)
説明
(参考)

マルチストリング対応の標準的な装置です。平面が分割された屋根や、特定方角から影が落ちやすい場所に設置されたパネルに適します。

直流入力を束ねて入力できますので、パネルからパワコンまでの配線数を少なくできるメリットがあります。大型工場の屋根や、広い平地などに適しています
マルチストリング
機能
○:2回路
PV1:3入力 (TB1側)
PV2:3入力 (TB2側)
-:1入力のため使用不可
直流側
入力端子
断路器付き端子台 
TB1(6端子:SW1~SW3に対応)
TB2(6端子:SW4~SW6に対応)
遮断器(2端子:+,-)
CB1
接続箱機能

○:逆流防止ダイオード内蔵

-:なし

※PV1(TB1)とPV2(TB2)は、束ねて使用できません。一括入力品の代替品として使用できません。

パワーコンディショナの待機電力を教えてください。
製品型名 説明

▍PVS-Cシリーズ

  • PVS9R9T200C
  • PVS010T200C

10W/20VA以下です。

▍PVS-Bシリーズ

  • PVS9R9S200B
  • PVS9R9T200B
  • PVS010T200B
  • PVS012T200B

18W/40VA 以下です。

  • PVS100T200B-DN-SA-S

60W/110VA 以下です。

雑草やぬかるみなど、地面の状態が悪い場所への設置で問題が生じますか?

本装置を設置する場所の地面は、防草対策、ぬかるみ対策を施してください。地面のコンディションが悪い場合、例えば下記のような問題が生じる可能性があります。

  • 人が安全に立ち入れない背丈・種類の草類がある
    作業者の安全が確保できない場合、当社が手配する現地サービス・保守作業の全般を実施できません。また、立ち入り時に人が傷害を負う可能性、物的損害を負う可能性があります。なお、草が影となりパネルの発電量に影響を与える可能性もあります。
    除草作業は当社アフターサービスにて提供しておりますので、お見積もりをご要望ください。
  • 本装置および配線周辺に至る背丈の草類がある
    吸排気の妨げ、配線口からの草類および虫類の侵入、その他機構上の妨げ等により、本装置の故障やトラブルの原因となる可能性があります。また、草類に起因する故障は製品保証の対象外となる場合があります。
    除草作業は当社アフターサービスにて提供しておりますので、お見積もりをご要望ください。
  • 人が安全に立ち入れないぬかるみがある
    作業者の安全が確保できない場合、当社が手配する現地サービス・保守作業の全般を実施できません。また、立ち入り時に人が傷害を負う可能性、物的損害を負う可能性があります。地面を視認できない水溜まり等も対象となります。
  • 上記に限らず、作業上の危険、運用上の障害に至る可能性がある要因はお客様責任にて除去いただくとともに、予防・保全等の対策を施すようお願いいたします。
  • 実際の作業に際しては、各装置の取扱説明書および注意事項をご理解のうえ実施ください。
  • 保証および各種サービスの適用条件および免責事項は、その契約内容に基づきます。  
系統側に使用する漏電遮断器の選定方法を知りたい

パワーコンディショナ-系統間の漏電遮断器を選定するときは、適切な定格電流と感度電流の選択が重要なポイントとなります。定格電流、感度電流が小さすぎると、すぐに漏電遮断器がトリップしてしまい、発電量に支障をきたす可能性があります。
また、パワーコンディショナの設置台数を加味した漏電遮断器の選定をしてください。

  • 定格電流

保護協調の観点から漏電遮断器はPCS内蔵の系統出力遮断器※の定格電流(50A)に対して1.2~1.5倍程度の定格電流のものを選定するのが一般的です。
※ 系統出力遮断器は自立運転機能あり(オプション型名:-SAおよび-DN-SA)の場合のみの実装となっておりますが、漏電遮断器の選定方法については自立運転機能なし(標準品およびオプション型名:-DN)の場合も同様です。

  • 感度電流

感度電流が小さいと不要トリップの要因となります。また、漏電遮断器は感度電流の50%を超え100%以下でトリップするように設計されています。これらを加味し、感度電流はPCSの漏洩電流(5mA以下)の10倍程度から選定します。さらに不要トリップを避けるため、高調波・サージ対応形の漏電遮断器を選定することを推奨します。

ご参考資料「漏電遮断器選定方法」

雷対策は必要ですか?

太陽光発電システムには雷対策が必要です。

  • どのような被害が想定されますか?
    太陽光発電システムは、地上や屋根、建物の屋上など遮蔽物のない屋外に設置されるため、雷により太陽電池モジュール、パワーコンディショナ、監視装置、集電箱などが被害を受ける可能性があります。また、避雷針などで雷の直撃を回避できた場合でも、接地系統などからの回り込みにより被害を受ける可能性もあります。
  • 系統側の雷対策方法
    高圧避雷器(LA)等の雷保護設備やサージ保護デバイス(SPD)の設置
  • 太陽電池側の雷対策方法
    各入力回路へのサージ保護デバイス(SPD)の設置

上記対策について、太陽光発電システムのご設計時にご検討をお願いします。
当社では雷保護設備の設置や技術的相談に関するお問い合わせ、見解についてはご案内できかねますのでご了承ください。なお、雷保護設備の導入に当たっては各メーカーへご相談ください。

発電・運用について

停電すると、どのような動作になりますか?
製品型名 説明
  • PVS9R9T200C
  • PVS010T200C

停電時は保安作業者の安全を確保するため、発電を停止します。系統が停電から復旧すると、自動または手動(※1)で発電を再開します。
自立運転機能有り(オプション型名:-SA)の場合は自立出力端子からAC100/200Vを取り出すことができます。
また、停電時に自動的に自立運転に切り替わるように設定することも可能です。
※1 PCSの設定により異なります。

  • PVS9R9S200B

停電時は保安作業者の安全を確保するため、発電を停止します。系統が停電から復旧すると、自動または手動(※1)で発電を再開します。
自立運転機能有り(オプション型名:-SA)の場合は自立出力端子からAC100Vを取り出すことができます。
※1 PCSの設定により異なります。

  • PVS9R9T200B

停電時は保安作業者の安全を確保するため、発電を停止します。系統が停電から復旧すると、自動または手動(※1)で発電を再開します。
自立運転機能有り(オプション型名:-SA)の場合は自立出力端子からAC100/200Vを取り出すことができます。
また、停電時に自動的に自立運転に切り替わるように設定することも可能です。(※2)
※1 PCSの設定により異なります。
※2 製造番号:B*-*-200000以上が対象です。

  • PVS010T200B

停電時は保安作業者の安全を確保するため、発電を停止します。系統が停電から復旧すると、自動または手動(※1)で発電を再開します。
自立運転機能有り(オプション型名:-SA)の場合は自立出力端子からAC100/200Vを取り出すことができます。
また、停電時に自動的に自立運転に切り替わるように設定することも可能です。(※2)
※1 PCSの設定により異なります。
※2 製造番号:A*-*-200000以上が対象です。

  • PVS012T200B

停電時は保安作業者の安全を確保するため、発電を停止します。系統が停電から復旧すると、自動または手動(※1)で発電を再開します。
自立運転機能有り(オプション型名:-SA)の場合は自立出力端子からAC100/200Vを取り出すことができます。
また、停電時に自動的に自立運転に切り替わるように設定することも可能です。
※1 PCSの設定により異なります。

  • PVS100T200B-DN-SA-S

停電時は保安作業者の安全を確保するため、発電を停止します。系統が停電から復旧すると、自動または手動(※1)で発電を再開します。
自立出力端子からAC100Vを取り出すことができます。
※1 PCSの設定により異なります。

状態情報「電圧上昇抑制」とは何ですか?

系統電圧を適正に維持するための機能となります。パワーコンディショナの故障ではありません。
複数台設置の場合は、系統出力端子電圧が高い装置から順次抑制動作が働きますので、一部の装置で発生が頻発する場合があります。

  • 有効電力制御、無効電力制御とは何か
    無効電力制御とは、パワーコンディショナの出力電力を低下させずに系統電圧の上昇を抑制する機能となります。有効電力制御とは、パワーコンディショナの出力電力を低下させて、系統電圧の上昇を抑制する機能となります。
  • どのような場合に発生しやすいか
    発電所の引き込み点から、パワーコンディショナの系統出力端子に至る配線が長く細い場合に発生しやすくなる場合があります。または、発電所に引き込まれる電圧が高い場合に発生しやすくなります。
  • 対処方法
    頻繁に発生する場合は、電圧上昇抑制の動作レベル整定値を変更するか、発電所に引き込む電圧を下げることで改善できる場合があります。管轄の電力会社にご相談ください。

ご参考資料_系統電圧上昇抑制制御について

外気温度が高い環境に設置すると、どのような動作になりますか?

外部温度が高くなるに従い、下記1→2→3の保護動作が順次動作します。

  1. 「温度制限動作」状態になり、出力電力が制限されます。
    本状態は故障ではないため、本体の異常履歴には記録されません。
    詳細は、よくあるご質問「温度制限動作とは何ですか?」をご参照ください。
  2. 「周囲温度異常」警報を発報し、停止します。
    エラーコード:A18,C17
    周囲温度が十分に下がると、自動的に復帰します。
    安全のための保護動作につき、故障ではありません。
  3. 「装置温度異常」警報を発報し、停止します。
    エラーコード:A49,A50,A53,B06,C03,C04
    安全のための保護動作につき、故障ではありません。
    自動的に復帰しない場合は、異常リセット操作で復旧させてください。

  • 処置方法
    ・日射を避け、外部からの熱の影響を受けにくい風通しの良い場所に製品を設置してください。
    ・PCSを停止状態にしてから、吸気口を柔らかい布や掃除機などで清掃してください。
      ※吸気口の位置は、製品の上部または背面にあります。
      ※取扱説明書に記載する離隔距離を確保して設置ください。

状態情報「温度制限動作中」とは何ですか?

製品周辺の外気温度が高いため、発電電力を制限して運転している状態です。
日射熱の影響や吸気口の目詰まりにより、装置の冷却能力が低下すると、温度制限動作が発生しやすくなります。
外気温度が十分に低くなると、自動的に制限が解除されます。
  ※制限が解除されるまで時間がかかります。
  ※故障ではないため、装置の異常履歴には記録されません。

  • 処置方法
    1. 日射を避け、外部からの熱の影響を受けにくい風通しの良い場所に製品を設置してください。
    2. PCSを停止状態にしてから、吸気口を柔らかい布や掃除機などで清掃してください。
      ※吸気口の位置は、製品の上部または背面にあります。
      ※取扱説明書に記載する離隔距離を確保して設置ください。

製品型名 説明
  • PVS9R9T200C
  • PVS010T200C

装置の内部温度に基づき、温度制限動作を行います。
外気温が低い場合でも、直射日光やあおり熱などにより装置温度が高くなると、温度制限動作がかかる場合があります。
発電電力の制限は、温度によって100%から0%まで無段階で変化ます。
装置本体の温度を下げることで、制限動作を緩和することが可能です。

  • PVS9R9S200B
  • PVS9R9T200B
  • PVS010T200B

吸気温度に基づき、温度制限動作を行います。
外気温度が40℃を超えると、発電電力が定格の50%(約5kW)に制限されます。

  • PVS012T200B

吸気温度に基づき、温度制限動作を行います。
太陽光パネルの電圧や外気温度によって、温度制限動作の開始温度が異なります。
詳細は取扱説明書をご参照ください。

  • PVS100T200B-DN-SA-S

吸気温度に基づき、温度制限動作を行います。
外気温度が50℃を超えると、発電電力が定格の80%(約80kW)に制限されます。

隣に並べて設置した製品でも、異なる動作結果となる場合があります。
外気温度は製品ごとに計測していますので、製品個体差のほか、吸排気の循環や風通し、日射による熱、発電状況などにより動作に差が生じます。

状態情報「システム連動中」とは何ですか?

PVS-Cシリーズのみで表示される状態情報です。
下記いずれかの場合に発生します。パワーコンディショナの異常ではありません。

  1. 自家消費ユニットで負荷追従制御を行っている場合
    自家消費型太陽光発電システムで利用される「逆潮流防止機能」が動作しています。施設の消費電力よりも発電量が大きくなりそうな場合、系統への逆潮流を防ぐために負荷追従制御を行います。
    安定動作の目的で発電量を低下させる機能につき、異常ではありません。
    負荷追従制御を中止する場合は、自家消費ユニットの取扱説明書の記載内容に従って自家消費ユニットを取り外すか、自家消費ユニットの設定画面から負荷追従制御機能を無効にしてください。
  2. クリップホールド機能が動作している場合
    自家消費型太陽光発電システムで利用される「逆潮流防止機能」が動作しています。施設の消費電力よりも発電量が大きくなると、パワーコンディショナはRPR(逆電力継電器)からの停止信号を受信して発電を停止します。パワーコンディショナの「クリップホールド機能」が有効になっている場合、RPRの繰り返し動作を防ぐために、自動で発電出力を抑える制御を行います。
    安定動作の目的で発電量を低下させる機能につき、異常ではありません。
    クリップホールド機能を無効にする場合は、自家消費ユニットの設定画面から、すべてのパワーコンディショナのクリップホールド機能を無効にする必要があります。整定値一括設定画面を開き、「RPR検出時動作」の項目を"ノーマルスタート"または"ソフトスタート"に変更してください。
  3. 外部入力2端子に接続された継電器が動作した直後の起動時
    パワーコンディショナには、保護継電器を接続するための外部入力端子が2回路あります。このうち、「外部入力2」端子に接続された継電器が動作しますと、次回の起動時に出力電力を約3分間かけて徐々に増加させる「ソフトスタート機能」が働きます。
    「外部入力2」端子にはRPR(逆電力継電器)が接続されることを想定しており、再起動時の系統電圧変動を緩和する目的でソフトスタート機能を動作させています。
    安定動作の目的で発電量を低下させる機能につき、異常ではありません。パワーコンディショナの復帰から200秒が経過しますと、自動で元の発電量に戻ります。

発電する電力が低下した

日照が十分にあり、パワーコンディショナの出力電力が低い場合は、下記をご確認ください。

  1. 状態情報を確認してください
    パワーコンディショナの正面扉を開け、LCD操作パネルで「状態情報表示」画面の表示内容を確認してください。「通常運転」以外の表示がある場合、外的要因で発電電力が低下している可能性があります。
    取扱説明書、または該当する「よくあるご質問」で対処方法をご参照ください。
  2. 力率整定値を確認してください
    パワーコンディショナの正面扉を開け、LCD操作パネルで「整定値設定」画面の力率一定制御設定を確認してください。力率一定制御機能が「有効」で、かつ整定値が1.00未満の場合、最大出力電力が目減りする場合がありますが、正常動作につき異常ではありません。
  3. 入力電圧を確認してください
    パワーコンディショナの正面扉を開け、LCD操作パネルで「計測情報表示」画面の入力電圧値を確認してください。
    パネル電圧が低い場合、入力電圧による電力制限が動作している可能性があります。取扱説明書を参照してご確認ください。
  4. 太陽光パネルの状態を確認してください
    太陽光パネルに影が落ちている場合、発電量が低下する可能性があります。または、太陽光パネルが性能劣化している可能性があります。
  5. 太陽光パネルの配線および直流入力端子台を確認してください
    並列接続された太陽光パネルの、一部が断線している可能性があります。配線および開閉器の導通が正常か確認してください。
  • 整定値変更および配線等の確認を行う場合は、安全のためにパワーコンディショナの運転を停止してください。また、必要に応じて電路を無電圧状態にしてから作業してください。

製品から出る電磁波・ノイズについて知りたい
    • 電磁波ノイズの試験データが欲しい。
      電磁波ノイズに関するデータは公開しておりません。

    • 電磁波ノイズの規格に適合していますか。
      適合規格はありません。

    • 電磁波ノイズはどれくらいですか?
      本製品が発する電磁波ノイズは一般的な産業用電気機器と同水準です。特別に電磁波ノイズの発生に配慮した製品ではありません。また、他の産業用電気機器に比べて著しく電磁波ノイズを発生させるものではありません。電磁波ノイズの発生状況は架台や配線等によっても変化いたします。

    • 電磁波ノイズによる周辺環境への影響はありますか?
      電気機器によっては、本製品が発する電磁波ノイズの影響を受ける可能性があります。電磁波ノイズにより重要機器が影響を受ける環境においては、重要機器を電磁波ノイズから保護する対策をとっていただくか、本製品の設置をお控えください。

    • 電磁波ノイズによる影響が出た場合、どのように対処すれば良いですか?
      申し訳ありませんが、当社では対処方法についてご案内しておりません。諸文献等をご参考に、対処方法のご検討をお願いします。

    • 現地調査や改善提案はできますか?
      当社では電磁波ノイズに関する現地調査および改善提案は承っておりません。図面や設置状況をご提示いただきましても、見解についてはご案内できかねますのでご了承ください。

  • 電磁波ノイズに関する技術資料はありますか?
    技術資料のご提示はできません。

保証・サービス

オプション保証サービスはどのような内容ですか?
サービス名称 説明
通常保証(仮保証)
  • 保証適用方法
    当社出荷日から1年間以内に、スタンダード/プラチナサービスプランにご登録ください。
    製品添付の仮保証書に、申込方法が記載されています。
スタンダードサービスプラン

交換作業費無償も付帯しております。
保証内容の詳細

  • ご加入方法
    製品ご購入後、WEBページから無料で登録いただけます。
    サービス登録のご案内
  • 保証期間
    保証期間は当社出荷から2年間です。
プラチナサービスプラン

交換作業費無償、売電保証、落雷被害見舞金も付帯しております。
保証内容の詳細

  • ご加入方法
    有償保証サービスとなります。
    製品ご購入後でもご加入いただけます。
    ご注文後、WEBページからご登録いただけます。
    サービスお手続きの流れ
  • 保証期間
    保証開始日から10 年間です。
    保証開始日は、当社出荷日から6 ヶ月以内で選択いただけます。

O&M+R20年アフターパック

早期復旧サービスと、保守・運用サービスを組み合わせたパッケージプランです。
ご加入期間は、最大20年となっております。
より詳しくは「O&M+R20年アフターパック」をご参照ください。

上記はサービス概要につき、詳細は下記の当社ウェブサイトよりご参照ください。
延長保証サービス専用ウェブサイト
延長保証サービス-よくあるお問い合わせ

点検などのアフターサービスはありますか?

修理・メンテナンス・点検・作業代行サービスなど、当社にて承っております。
詳細は「パワーコンディショナアフターサービス」をご参照ください。

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