全国初! 九州本土で「出力制御」が実施されました

                                        ※注>全国初:離島を除く

2018年10月掲載

2018年10月13日(土)と14日(日)、九州本土の一部において、太陽光発電所の「出力制御」が全国で初めて実施されました。
当社パワーコンディショナにおける「出力制御」の動作実績と、対応製品についてご紹介します。

出力制御とは?

2015年1月26日に再エネ特措法が改正され、太陽光発電の出力制御ルールが変更になりました。
当社の太陽光発電用パワーコンディショナ「SOLGRIDシリーズ」は、出力制御の技術要件にいち早く対応していますので、国内どの地域でも安心して導入いただけます。
パワーコンディショナに出力制御・監視ユニット「SOLGRID MANAGER」を接続することで対応が可能です。

当社パワーコンディショナも正常に動作しました

2018年10月13日の午前9時から午後4時の間、九州本土の一部発電事業者を対象に「出力制御」を実施する方針が発表されました。
対象発電所に設置された当社パワーコンディショナにおいても、実際に11時30分~14時30分の間、出力制御が実施されたことを確認しています。
出力制御・監視ユニット「SOLGRID MANAGER」が対応するクラウド監視サービス「Venus Solar」の画面では、出力制御が実施された様子を発電実績グラフで見ることができます。

  • クラウド監視画面の実績グラフ(分単位)
  • クラウド監視画面の実績グラフ(時間単位)

クラウド監視サービス「Venus solar」では、パワーコンディショナに発生したイベント情報を、詳細に確認することができます。出力制御が実施された日の履歴画面を参照すると、出力制御の発生・復旧時刻が一目で確認できます。

  • 警報ログが11:31となっているのは、11:30に出力制御ユニットからPCSに指令を出して、PCSが受信するまでに数秒かかるためです。
  • クラウド監視画面の履歴情報

PCSメーカー純正制御ユニット「SOLGRID MANAGER」

太陽光発電用パワーコンディショナの監視・制御・データ収集が可能な、出力制御装置・監視ユニットです。
一般的な監視装置(遠隔モニタリング装置)として使用可能であることに加え、パワーコンディショナメーカー独自の機能"PCS運転操作機能"を備えており、遠隔からPCS異常リセットができるほか、PCS整定値の一括設定も可能です。

選べる監視方法

クラウド監視サービス「Venus Solar」に加え、メール通知による「ローカル監視機能」も利用できます。
出力制御の実施情報も、メール通知で受け取ることが可能です。

  • 電力指令値や出力電力はメール通知されませんが、日報メールで指令値=出力%として30分単位で確認いただけます。
  • メール通知設定画面

SOLGRID MANAGERの「出力制御」は売電損失を最小限に抑えます

メンテナンス中の売電量低下を防ぎます[特許出願中]

出力制御では、発電所全体の出力電力が抑制対象となります。出力制御ユニット「SOLGLID MANAGER」は、発電所内にメンテナンス中のパワーコンディショナがある場合、発電可能なパワーコンディショナに余力を自動的に分配することで、出力制御中の売電量低下を最小限に抑えます。

  • メンテナンス中の売電量低下を防ぐ技術
  • 「メンテナンス中」は、下記いずれかの場合が該当します。
    ・本装置の入出力ブレーカがオフ状態(無通電状態) ・制御ユニット-PCS間の通信途絶 ・重故障で停止中(当社基準)

メンテナンス時に出力が速やかに復帰します

出力制御の技術要件である「変化レート制御」は、電力指令値の増減のみに適用される設計となっています。パワーコンディショナの運転・停止時に速やかに出力電力が回復するため、売電損失を最小限にできます。

指令値に高精度で追従します

出力制御ユニット「SOLGRID MANAGER」は、指令値の変化に100ワット単位(約100ステップ)で追従させる制御が可能なため、必要以上の売電抑制を防ぐことができます。また、出力急変による電力系統への悪影響が抑えられることで、発電所の安定運用に寄与します。

  • 100ワット単位の制御で売電抑制を最小限に

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