社員紹介

People

図
実装構造設計(電装製品)で働く人
Y. Y
2014年入社 理工学研究科 先端化学専攻
企画から量産まで
関われる楽しさ

私の仕事は二輪車に搭載される電装部品の構造設計です。仕様に関するお客様との打ち合わせから、筺体の設計、シミュレーション、試作、立ち上げ支援まで、幅広い業務を担当しています。メーカーによっては分業が進んでいるところもありますが、企画段階から最後の量産まで、自分の設計した製品に関われるのが当社の良いところです。配属されてから、点火用のユニットやウインカーリレーなどの制御用ユニットを手がけてきました。自分がCADで描いた図面が形になって、試作品が設計時の想定通りに機能した時に、ものづくりの面白さを感じます。筺体に使う樹脂は化学との関係が深いので、大学で研究していた化学の知識を活かす場面もあります。

新たな樹脂の導入で
収益向上を実現

入社以来、一番印象に残っている仕事として、注型樹脂を量産品に新規導入したことです。構造設計において、樹脂や金属は耐久性や放熱性を高めるために重要な材料となります。入社4年目に、お客様から次世代モデル向けの製品についてご相談を受けたのがきっかけとなり、この挑戦がスタートしました。樹脂を変えるためには性能をクリアするだけではなく、様々な部門と調整して、品質と価格・作りやすさのバランスを取る必要があります。最終的には問題点として上がった点をクリアし、価格・作りやすさを大きく改善した樹脂の導入に成功しました。価格を大きく削減できることから、既存の製品への展開も始まり、今後の会社の収益向上に大きく貢献できる成果になったと考えています。

最適な構造設計で
海外へ挑戦したい

構造設計の難しさは、絶対的に正しい答えが無いことです。お客様の要望を満たすと同時に当社の仕様や生産現場の作りやすさなど様々な視点を取り入れ、最適な答えを導き出す必要があります。その最適解を導きだし、それぞれのバランスを取ることが、構造設計のやりがいでもあります。今後の目標は、海外の二輪メーカーに向けてEV用PCU(モーター制御ユニット)の構造設計をすることです。海外への生産移管はまだ経験したことが無いので、ぜひ挑戦してみたいと思います。

ワークライフバランスの
充実で成果を上げる

近年、在宅勤務やフレックス勤務が充実することで、より柔軟な働き方が出来る様になったと感じます。在宅でもCADに接続できるなど、自宅にいながら出社時とほぼ変わらない仕事が出来る環境を整えて頂いたおかげで、今まであまり出来なかった子供の送り迎えが出来るようになり、家族の会話が増えました。また子供の体調不良での呼び出しなどにも、フレックス勤務を利用することで、対応することが出来る様になりました。出社することでしか出来ない仕事や学べないことも沢山あるので、周りと相談しながらワークライフバランスを充実させ、事業の発展に貢献するエンジニアを目指していきます。

1日のスケジュール
Schedule

09:00


10:00

11:00

12:00

出社
本日の予定確認、メールチェックなど

全体ミーティング

CADを使って筐体設計

昼食

13:00

14:00


16:00

17:30

CADを使って筐体設計

工場にいって試作の立ち合い、
樹脂の注入器をテスト

報告書の作成

退社

※記事、所属・役職及び写真は取材当時のものです。