社員紹介

People

図
半導体プロセス(IC設計)で働く人
Y. H
2016年入社 工学研究科 電気電子情報工学専攻
初めて知った
「伝える力」の大切さ

私の担当業務はICの回路設計と、その回路を基に行うパターンレイアウト設計。さらに、設計したICがウェーハプロセスを経て製品になった後に特性を評価し、社内外向けの資料を作成するなど、多岐にわたっています。電気・電子回路の基礎的な知識は必要ですが、同様に重要なのが「伝える力」です。新しい製品を開発しても、どのような仕様の製品なのかを社内外に展開できないと、良い製品であっても、お客様に購入してもらえません。大学での研究の際は、自分と担当教授さえ内容を把握出来れば問題ない、という資料のまとめ方をしていましたが、製品開発と言う仕事を通して、初めて多くの人に伝えることの難しさを痛感しました。設計業務は多くの人と関わりながら進める仕事の為、「伝える力」や人とのコミュニケーションを大切にしています。

製品を通じて
社会に価値を提供

今、私は二輪車の電装部品向けICの設計を手がけています。当社の製品はB to Bで流通しているため、一般の消費者が目にすることはありません。しかし、万一製品に不具合が生じてリコールなどが起きたら、矢面に立つのはお客様である納品先の二輪車メーカーです。設計段階で精度の高いシミュレーションを行うだけでなく、試作品にも強い負荷をかけて試験を繰り返し、10年から20年の使用にも耐えて、壊れないだけの信頼性を担保しています。自分の開発した製品がお客様のブランド価値を高め、利用する人の利便性や安全・安心に貢献できるのが、この仕事のやりがいです。また、日々の仕事が変化に富んでいるため、常に新しい技術や知識を習得できることが成長に繋がっています。

次世代半導体を
ICで支援する

私たちが日常生活で使っているのは、ほとんどが電気で動くものです。家電や通信機器に限らず、自動車や二輪車も電動化が進んでいるため、それらを制御するICの果たす役割は、ますます重要になるでしょう。コストや機能だけでなく、動作効率が向上すれば消費電力を抑えて、省エネルギーも実現できます。一つのICが削減できる電力は少ないかもしれませんが、それらが集積すれば、大きな力になると思います。私は大学でSiC(シリコンカーバイド)やGaN(窒化ガリウム)などを材料とした次世代半導体の研究をしていました。将来的に、これらの次世代半導体のデバイスを起動するICの設計に関わりたいと考えています。

新しい働き方で
更なる成果へ

当社はここ数年で大きな変化を遂げました。朝霞事業所という新拠点に移り、在宅/フレックス勤務も導入・整備されています。新しく綺麗なオフィスでの仕事はやはり自然と気分が上向きますし、昼食も美味しく、お昼休憩が更に楽しくなりました。また、全館Wi-Fi完備されたことで実験室にPCを持ち運び、実験と並行して他の業務も進める事が可能となり、仕事の質が非常に向上したと感じます。現在の環境は、結果として働き方の自由度、延いては時間の自由度が高まりとても良いことだなと感じてます。ワークライフバランスの向上と共に技術者として更なる成果を上げていきたいと考えています。

1日のスケジュール
Schedule

08:00


08:30


09:00


出社
スケジュール確認

メール、Teamsチェック
必要に応じて返信、連絡

ICの回路設計、シミュレーション検証、
試作品の評価など

12:00

13:00

14:00

15:45

16:30

昼食

ミーティング

午前の続き

評価結果まとめ、資料作成など

退社

※記事、所属・役職及び写真は取材当時のものです。