電気を通すものと通さないもの
半導体とは、導体と絶縁体の中間ぐらいの電気の通しやすさをもつ物質です。電子回路に欠かせない半導体部品の材料は現在シリコンが主流です。
なぜ、中途半端に電流を通す物質を使うのでしょう。
パワー半導体のような大きな電流を流す部品は電気を通しやすい材料を使った方が良いように思えますが・・・。
なぜ半導体を使うのか
「電流を流しやすい」というだけなら金属の方が半導体よりはるかに優れています。
条件によって電流を流したり電流を流さなかったりすることができるのが半導体の面白いところです。金属は「電流を流さない」ことができませんが、半導体はこの性質によって、整流したり制御したりできるのです。