蓄電システム用インバータ

  • VPP向け蓄電システム用インバータ
    バーチャルパワープラント(VPP)など、広範囲の分散蓄電システムの構築に貢献する蓄電インバータです。

蓄電システム用インバータとは

バーチャルパワープラント(VPP)など、広範囲の分散蓄電システムの構築に貢献する蓄電インバータです。広範囲エリアのデマンド制御にて、需要家のピークカット、ピークシフトを行う各アグリゲータ様独自の充放電制御に柔軟に対応可能できます。

  • VPP(バーチャルパワープラント)における蓄電池の役割

特長

ECHONET Lite対応

デマンド制御の業界標準通信プロトコル「ECHONET Lite」に対応していますので、上位制御・監視装置を比較的容易に製作可能です。

需要変動に瞬時に応答

高速応答が可能なインバータの搭載により、需要変動に対し瞬時な電力充放電が可能です。

絶縁型コンバータを採用

絶縁型コンバータ採用により、筐体の小型化を実現。商用トランスを追加することなく、系統の安全性を確保できます。

停電時には蓄電池より負荷設備へ供給

1.5キロワットの自立運転機能を搭載しているため、停電時には蓄電池から電力供給を行うことが可能です。家電製品でも使いやすい単相100ボルト電源を出力できます。

耐環境性に優れた筐体

防水・防塵規格「IP55」に準拠しており、屋外設置が可能です。筐体にはステンレス鋼を採用し、長期間の使用でも外観・性能を維持します。

広い入力電圧範囲

150~450ボルトの広い入力電圧範囲で、様々な仕様の蓄電池との組み合わせが可能です。

※対応可能な蓄電池についてはお問い合わせください。

電力変換効率92%以上

高効率な電力変換回路を採用したことで、電力変換効率92%以上を実現しています。

変換部と蓄電部の分割設置が可能

変換部と蓄電部の分割設置が可能なため、限られた設置スペースを有効利用することができます。

  • 蓄電池の設置イメージ

設置イメージ

本製品は、蓄電池設備を用いたバーチャルパワープラント(VPP)のほか、電力ピークカットや災害対策などにご活用いただける系統連系インバータです。本製品をコントロールする「制御装置」と、接続可能な「蓄電池」を選定・設計いただくことで、お客様の蓄電システムを実現することができます。

  • VPPインバータ設置イメージ
    蓄電システム用インバータの設置例(※)
  • 設置イメージにつき、実際の配線やレイアウトはお客様にてご設計ください。
  • 屋外設置が可能な蓄電池は提供しておりません。
  • 本製品は単体では使用できません。別途、デマンド制御装置と対応蓄電池が必要です。

システム構成

  • 蓄電インバータのシステム構成図
    蓄電システム用インバータ システム構成図

仕様

項目BTS020T200A
交流出力系統連系時 AC202V±20V 20.1kW 三相3線
自立運転時 AC101V±2% 1.5kVA 単相2線
電力変換効率

92%以上

交流入力系統連系時 AC202V±20V 20.1kW 三相3線
自立運転時 AC101V±2% 1.5kVA 単相2線
蓄電池入出力 DC331.2V(DC150~450V)
放電時定格電力 22kW
最大放電電流 77.7A
最大充電電流 70.7A
通信プロトコル ECHONET Lite 蓄電池クラス
環境条件 温度 -20~40℃
湿度 10~90%(結露無)
設置場所 屋内及び屋外(IP55)
外形寸法 1200Wx517Dx1000H(mm)
質量 約250kg

※1.記載内容は予告なく変更する場合があります。

トップへ戻る