MV1002SC

アプリケーションノート


概要/特長

MV1002SCは外部からの電源供給により、低圧ピンのみで構成を可能としたLED照明用ドライバICです。
補助巻線なしで電流臨界モードによる擬似共振動作が可能なため、シンプルな電源構成で高効率・低ノイズを実現できます。
一般的な電流臨界モードは、調光率の低下とともにスイッチング周波数が上昇するため、スイッチング損失の増加や調光下限値の制限といった欠点があります。MV1002SCでは調光率が低下すると自動的に臨界動作から不連続動作に切り替わるため、スイッチング周波数の上昇を抑制し、スイッチング損失の低減とフリッカのない滑らかな深調光を実現できます。

1. 補助巻線なしでの擬似共振動作が可能
2. 電流臨界モードによる擬似共振動作で、入力変動が小さく高効率・低ノイズ
3. オフ時間変調により深調光が可能(1%以下)
4. PWM調光およびリニア調光が可能
5. 補助巻線を利用したLEDオープン保護が可能
6. 過熱保護・UVLO・LEDショート保護機能内蔵
7. 外部起動回路を利用し、低圧ピンのみで構成可能


アプリケーションノート 目次

1 : 概要
 1.1: 特長
 1.2: ブロック図
 1.3: 端子配置図
 1.4: 端子機能一覧
2 :  基本動作の説明
 2.1: 起動シーケンス
3 :  部品選定の手順と設計方法
 3.1: 基本回路構成について
 3.2: 部品選定について
  3.2.1: MOSFETの選定
  3.2.2: 回生ダイオードの選定
  3.2.3: 電流検出抵抗の選定
  3.2.4: インダクタの選定
  3.2.5: ゲート駆動回路の選定
  3.2.6: Svin,Svout端子の抵抗の選定
  3.2.7: CS端子フィルタの選定
  3.2.8: Vcc端子平滑用コンデンサの選定
  3.2.9: REF端子のコンデンサの選定
  3.2.10: Svin端子のコンデンサの選定
  3.2.11: 共振コンデンサの選定
  3.2.12: 入力コンデンサ、出力コンデンサの選定
  3.2.13: Svout端子のコンデンサの選定
 3.3: 補助巻線使用タイプについて
  3.3.1: 補助巻線使用タイプ回路構成
  3.3.2: 補助巻線の選定
  3.3.3: 補助巻線整流用ダイオードの選定
  3.3.4: 補助巻線を利用したLEDオープン保護
4 : パターン設計上の注意
 4.1: 注意事項
 4.2: 基板パターン例
5 : 調光特性について
 5.1: 各モードの動作
  5.1.1: [A]周波数変調領域
  5.1.2: [B]オフ時間変調領域
  5.1.3: [C]最小調光領域
 5.2: PWM調光について
  5.2.1: 100%調光と最小調光領域でのPWM調光
  5.2.2: リニア調光とPWM調光の組み合わせ
 5.3: 調光回路
  5.3.1: PWM信号を平滑する調光回路例
6 : アブノーマル時の動作について
 6.1: LEDオープン
 6.2: LEDショート
 6.3: 異常発熱
 6.4: CS端子オープン
 6.5: CS-GND端子ショート
 6.6: 電流検出抵抗オープン
 6.7: 電流検出抵抗ショート
7 : 標準回路例
 7.1: 電源仕様および回路図
 7.2: 電源特性
 7.3: 動作波形例

回路例


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