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60kW出力EV用急速充電器「SDQC2F60シリーズ」販売開始のお知らせ
~薄型フォルムの普及モデル~

2021年04月27日

新電元工業は、最大出力60kWのEV用急速充電器SDQC2F60シリーズ、「SDQC2F60UT3210-M」の販売を開始します。
従来の製品ラインナップでは、大出力のEV用急速充電器の製品化でEV充電の時間短縮に貢献してきました。新開発のSDQC2F60シリーズは、設置性や集客性を追求した普及モデルとなります。大出力モデルだけではカバーしきれなかった設置スペースに対応することで、EV急速充電スポットのさらなる普及拡大に貢献します。

  • 新電元EV充電器ラインナップ。SDQC2F60シリーズは集客性を重視した普及モデル。

■ 概要

環境意識への高まりとともに、走行中に地球温暖化の原因物質を排出しないEV(電気自動車)が注目を集めています。その普及拡大に向けた課題のひとつに、充電インフラの整備があげられます。
急速充電器を設置するために必要なスペースには、充電器本体の大きさにくわえ、保守のための離隔距離が必要です。このため、都市部の商業施設や駐車場などの狭小地において、充電器設置ニーズがあるなかで、導入困難な場所が数多くあります。
このような市場のニーズに対応するため、狭小地にも設置可能とすることでEVユーザーの利便性を追求するコンセプトで開発しました。近くて便利な充電スポットなら、より多くの立ち寄り利用を呼び込み、充電設備の稼働率と集客性を向上させる導入効果が期待できます。
SDQC2F60シリーズは、最大の特長となる操作面幅35cmの薄型フォルムにくわえ、背面側は保守スペース不要な構造とすることで、既設の駐車区画や壁際といった「隙間スペース」への設置性を大幅に向上させました。マルチアウトレット方式による2台同時充電にも対応するとともに、奥行き約1.8mの薄型フォルムを活かしたケーブル引き回しにより、最大4台分の駐車区画をカバーできます。充電待ちのリスクが減り、いつでも充電できる安心感を提供できます。

【 狭小スペースへの設置イメージ】  

  • 駐車場や道の駅への設置イメージ

【 壁際への設置イメージ】

  • 壁ぎわから車止めポールまで0.8m
  • 保守スペースを片側に集約

■ 特長

・豊富な設置バリエーション
 操作面幅35cmの薄型フォルムにくわえ、背面側は保守スペース不要な構造にすることで、狭小スペースにも設置可能なサイズ、形状を実現。
・マルチアウトレット(2出力)
 60kWの充電出力を2台の車でシェアできます。充電待ちのリスクが減り、いつでも充電できる安心感を提供。
・低圧受電制限制御機能
 設定により最大受電電力を50kW未満に制限することで、低圧受電契約も可能。
・防塵フィルターレスによるメンテナンスの簡易化
・高変換効率93.5%※1
・重塩害塗装を標準採用
・寒冷地対応(-20℃~)を標準装備
・言語選択機能:日本語、英語、中国語に対応
・CHAdeMO Ver2.0認証※2※3取得

※1入力AC210V、出力DC450V/125A出力時
※2 CHAdeMO とは
  日本におけるEV向け直流給電規格の商標名で、CHAdeMO協議会により標準規格として策定されました。
※3 CHAdeMO Ver2.0認証とは
  CHAdeMO Ver2.0は2018年に発行され、プラグアンドチャージという機能により充電コネクタ接続とネットワーク認証にて自動的に充電開始します。

■ 外観

■ 生産場所

新電元スリーイー株式会社

■ 発売時期

2021年7月1日

■ お問い合わせ

この製品に関するお問い合わせはこちら

新電元工業株式会社
営業統括部

新製品情報に記載されている内容は、報道発表日現在の情報です。お客様がご覧いただいた時点で、情報が変更(生産・販売が終了している場合や、価格、仕様など)されている可能性がありますのであらかじめご了承下さい。

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