
マーケットの信頼に的確に応える、
新電元のソフトウェア開発。
パワー半導体やスイッチング電源など
パワーエレクトロニクス領域でモノづくりを進める新電元工業。
実はソフトウェア開発においても、
電源制御や車載制御技術などで大きな力を発揮しています。
1例として新電元工業のコア事業である
パワーユニット事業(二輪・四輪分野)においての
制御・ソフトウェア技術の重要性をご紹介いたします。
新電元のソフトウェア開発
“鉄の塊”といわれた自動車は、今やソフトウェアの集合体へと進化しています。電源制御や車載制御技術においてソフトウェアの重要性が年々高まる中、自動車やバイクなど、人の命を預かる製品に搭載されるソフトウェアには高い信頼性が求められるため、高品質な開発体制を築く必要があります。
そのような厳しさに応え続け、妥協をせずにハードウェアや各種制御システムの開発を行ってきた新電元工業の姿勢が、二輪・四輪メーカーやデバイスメーカーからの高い評価に繋がっています。



自動車業界のものづくりは品質国際規格「IATF 16949」に則って行われます。新電元工業のソフトウェア開発もこの思想を受け継いだV字プロセスで進められています。V字プロセスは、要件定義から設計・実装・テストまで、上流から下流まで一貫して手がけられることが特徴で、社内および自動車メーカー側の双方で厳格なテストが実施されます。“リリース後にアップデートする”のではなく、最初から高品質な製品を提供し、市場が求める基準を超える品質を目指します。この厳しさに応えることがエンジニアの誇りにつながります。

環境について
ソフトウェア開発環境

ソフトウェアエンジニアは一つの部門として独立しており、ハードウェア部門の回路エンジニアや構造エンジニアとの密な連携により生まれる確かな技術と信頼により、顧客の要求に応えています。
テストでは実車や実機を使った試験を行います。実際に顧客の製品に携わりながら開発を進められる環境下にあることは、ハードウェアと不可分の開発を担うソフトウェアエンジニアならではの魅力です。
キャリアステップとしては、まず検証やコーディングといった下流工程から始まり、経験に応じて上流工程へチャレンジし、将来的には開発プロジェクト全体をリードするエンジニアを目指すことができます。

厳格な自動車部品の
品質基準を実現するための
設計標準、業務フローがある
社内にソフトウェアの
開発部門を持ち、
ソフトの内製開発を主導できる
(二輪、四輪制御、電源、
半導体制御に強み)
自動車業界の動向に沿った
開発を行っているので、
モデルベース開発や
最新のCPUや設備、実車に
触れることができる
全世界に製品を仕向けているので
広く活躍できる
教育体制について

新電元工業では新卒・キャリア入社を問わず、習熟度に応じた教育カリキュラムを整えています。組み込みソフトウェアに関するプログラミング・周辺技術の研修や所属部署でのOJTトレーナーとの実務を通して、業務を覚えていきます。
新電元工業ならではの特徴の一つが、「ソフトウェアのみならずハードウェアも併せて学べること」です。新入社員はグループ会社である岡部新電元の生産ラインでモノづくりを体験する研修も受けられ、この経験を後の設計開発に活かしています。
近年、プロセッサ性能の向上によってソフトウェア設計はより複雑化し、複雑な数式や制御ロジックをプログラムとして記述するシーンが増えています。そのため、数学・物理・工学の基礎からプログラミング、さらにはMATLAB/Simulinkを用いたモデルベース開発まで体系的に学ぶ研修を用意しています。


ソフト設計部門に配属後、組み込みソフトウェアに関するプログラミングや周辺技術を学びます。基礎編では、基本的なプログラミングを体験し、応用編では実際の開発で使用しているプロセッサを使ったプログラミングを学習します。
さらに応用編では、モデルベース開発(Model-Based Development:MBD)に加え、回路図などハードウェアに関する基礎知識も学べるカリキュラムを用意しています。

基礎編
1週間
-
内容
ソフトウェア設計初級講座を利用したプログラミング教育
-
目的
ソフトウェアおよびプログラミングの基本的理解の獲得
-
狙い
受講者の人柄の把握や趣向の理解/質問しやすい雰囲気づくりの醸成
応用編
2カ月
-
内容
専用組み込みソフトウェア開発環境と
マイクロコントローラを使ったソフトウェア教育 -
目的
応用的なC言語プログラミングとデータシートから必要な項目を読み解き、
目的の機能を実現するため手法の理解 -
狙い
受講者の読解力や困難に対する解決力向上
質問する等のコミュニケーション能力の向上


研修と並行して、所属部署でOJTトレーナーの指導のもと、研修で身につけた知識を、実際の設計や実装といった実務の中で実践していきます。また、顧客や協力会社と接する際に必要となるコミュニケーションスキルも、日々の業務を通じて身につけていきます。
※入社時の習熟度によっては、研修と実務を並行しながら学んでいきます。

〈 新入社員の研修イメージ 〉


※キャリア採用の方は力量に応じてOJT研修の内容(生産現場研修以外)をピックアップしながら実務と並行した研修となります。

当社では、ソフトウェア技術の進化に合わせ教育体制を構築し、社員のスキルアップを促しています。ソフトウェア未経験の方でも、研修やOJTを通じてエンジニアとしての基礎を学んでいきます。実務では先輩や上司が手厚くサポートする体制があり、ご自身の意欲や主体性を存分に発揮してスキルを高めることが可能です。着実に知識と経験を身につけ、将来的には開発プロジェクトをリードできるエンジニアになることを期待しております。新電元工業は、本人の意思を尊重し前向きな成長をしっかりと後押しします。
受講者の声

Y.K
2025年入社
(キャリア採用)
学びを実務に落とし込める環境

前職ではソフトウェアとは関係のない業務に従事していましたが、学生時代に面白さを感じていた組み込みソフトの分野に再び挑戦したいと思い、転職を決意しました。学生時代に多少の経験はあったものの、企業レベルでの開発がどのようなものか具体的なイメージが持てず、理解できるかどうか不安も抱えていました。
ですが、入社後は周囲の先輩や他部署の方々まで丁寧に時間を割いて教えてくださり、そのサポートによって徐々に自信がついていきました。
研修も想像以上に手厚く、特に印象に残っているのが「モデルベース開発研修」です。
プログラミングの考え方や、実際の業務で使用する開発基盤について学ぶことができ、そこで得た“初動の設計の大切さ”は現在の業務で大きく役立っています。今では、作業に取りかかる前に必ず全体像を整理することを心がけています。
また、不明点があれば遠慮なく相談できる環境が整っているため、学んだ内容をスムーズに実務へ活かせる職場だと感じています。

M.O
2022年入社
できました

当社の研修は、基礎研修・工場研修・OJTが約1年かけて段階的に進められるため、着実に技術を身につけることができます。マイコンキットを使った基礎的な研修から始まり、実務に近い研修へと発展し、組み込み特有の“ハードとソフトが密接に関わる感覚”を理解することができました。
さらに、製品に使用されるマイコンを実際に扱いながら開発フローを体系的に学べたことで、応用となる設計・実装業務にも自然と入っていくことができました。
特に印象的だったのは、提示された目的機能から要求を分析し、設計へ落とし込み、最終的に機能を実現するまでを一通り行う研修です。この研修を通じて、「提示された機能から真の要求を見極める力」「膨大なマニュアルから必要な情報を調査する力」「回路仕様を踏まえた操作の理解」などの重要なスキルが身につきました。
今後は、研修と実務で得た経験を活かし、二輪車の電動化を見据えたモータ制御開発の知見を深めていきたいと考えています。
M.O
2022年入社

講師の声


長年教育研修を担当して感じるのは、当社の受講者が皆とても真面目で、分からないことがあっても自助努力で解決しようとする前向きな姿勢があるという点です。ただ、その真面目さゆえに「分からない状態」を不安に感じ、人に頼るのをためらってしまうこともあります。
そのため研修では、「分からなくて当たり前」という前提を共有し、理解に至るまでのプロセスを安心して経験できる場づくりを大切にしています。ソフトウェアの実務を学ぶだけでなく、将来的に教える立場・顧客へ説明する立場になった際にも、“相手の理解度に寄り添って伝えられる技術者”に成長してほしいと考えています。
受講者からは「技術面だけでなく、仕事の進め方やコミュニケーションにも役立った」という声が多く寄せられています。また、組込みソフト教育についても「抵抗感なく使えるようになった」という声が目立ち、高い満足度を誇っています。
受講者の皆様には、研修を通じて、社内外の関係者と連携しながら効率的かつ高度な製品開発を推進できる技術者へと成長していただき、その結果、高品質で洗練された製品を世の中に届けられる人材となることを期待しています。

スキルに応じて上流から下流まで
幅広く業務アサインができるため、
高みにチャレンジができて、
成長を実感できる
電気回路設計、構造設計と
開発を進めるスタイル。
ソフトのみならず、
ハードウェアを理解した
SEとして成長するには良い環境
専属講師による
組込みソフト技術研修があり、
未経験者でも
スキルアップに寄与できる
ソフトウェア開発の魅力

新電元工業のソフトウェア技術者にとって大きなやりがいは、開発した製品が“実物として世に出る”という達成感です。特に二輪・四輪のように社会に不可欠で、多くの人々が利用する製品を自らの技術で動かせることは、“社会を支えている実感”につながります。
新型車の開発に携わる機会もあり、世にまだ存在しないものを生み出すやりがいを味わうことができます。
また、研修と実践を通じてエンジニアとしての成長を実感できる点も大きな魅力です。ソフトウェアの知識や経験が少ない状態でも、組み込み技術の基礎から学べる環境が整っているため、着実にスキルを伸ばし、やがてはプロジェクトをリードするエンジニアへ成長できます。
時には世界初の技術開発に携わる機会もあり、挑戦し続けられる環境です。

自動車メーカー各社と
築き上げてきた
制御技術のノウハウがある
ISO26262(機能安全)、
ISO21434(サイバーセキュリティ)の規格適合に
早期から
取り組んでおり、社内知見がある
開発から生産まで
一貫して経験を築くことも可能で、
製造業の在り方を学ぶことができる
現場と在宅(机上)の
ハイブリッドで
柔軟な働き方ができる









